訴えてやる!~お客様との物語3~


龍ヶ崎市内に新築で家を建てさせて頂いた、Y様のお話です。

偶然にも、研修で東京の飯田橋に行ったときのこと。歩道橋の下でばったり出会いました。

板東 「あれ?Yさん?こんなところで何しているんですか?」

Y様 「会社がこの近くなんです。そこのコンビニへ弁当を買いに・・・」

板東 「そうでしたか。ところでその後お住まいの方はどうですか?」

Y様 「120%満足してます」

実はYさんは当社と5~6年のお付き合いを頂いて建築されました。

というのも住んでいたマンションを下取りにだして、新しい土地を購入し新築を考えていましただ、景気の悪化でなかなか思うように買い手が付きませんでした。

その間、輸入住宅のことをよく勉強されて、当社の現場見学会等にも良くおいで頂きました。

いつの間にか、見学会などでは説明員をかって出る程の、当社のファンというか親衛隊というか、伝道師になって頂くほどになっていました。

初めての出会いから5~6年のお付き合いともなるとお互い気心も知れてくるものです。

当初、ご夫婦お二人だけだった一家も、新築の頃には手を繋いで歩く女の子と、抱っこされている男の子がいました。

Y様 「いやー社長、他の住宅会社で建築しなくて良かったですよ。実は私の友達が・・・」

つまりYさんのご友人が他の住宅会社との間でトラブルがあり、現在裁判中だというお話でした。

板東 「何かお力になれることでもありましたら、いつでも声おかけて下さい。」

と言ってお互いに背を向けての別れ際のことです。

背中から声がしました。

Y様 「あー社長、言い忘れたことがあった!!」

板東 「・・・?」

Y様 「住みやすくて、訴えてやる~」

板東 「・・・!人前では泣けないでしょっ!」

と背中を向けたまま手を振りました。

 

こんな出会いが私は好きです。こんまドラマに参加させてもらえることが無上の喜びです。

住宅という「もの」を通して「エピソード(事)」が生まれ、「事」を通して、「ストーリー(物語)」が生まれます。