「デザイン」「性能」「機能」住まいの三大効用ってなに?


家を建てる時に良い家になる為の条件があります。それは「三大効用」と言われているものです。

1.「デザイン」が優れていること

2.「機能」は生活スタイルに合わせて変化できること

3.「性能」物理的、化学的に耐久性があり、安全であること

実はこれらの三大効用の各項目が時に応じて進化、成長出来る為にはあらかじめ、将来を見据えて設計計画が必要なのです。

 

各項目について詳しく解説していきます

1.デザイン

デザインとは姿、形、格好、色彩や装飾の総称のことをいいますが、住宅は服飾と違い、人間の寿命を遥かに超えて存続するものであるという観点や、街並みの風景の一部を構成することからも、おもいつきのような或いはりゅこうかのような一過性のものとして考えるのではなく、長い歴史の中で社会が評価をし認知されてきたものを参考にして考えるべきです。

おのデザインのことを総称して「クラシック」と呼びます。

例えば海外旅行に行った際に、素敵な住宅を写真にとった経験はありませんか?その住宅のほとんどが100年以上前のものになります。

優れた「デザイン」の住宅は、理屈は例えわからなくとも多くの人を魅了し感動さえ与えます。伝統に裏付けされたデザインの住宅は、美しさに普遍性(審美性)があることから50年~100年という時代の流れの中にも生き続けることができるのです。優れたデザインの住宅はその家の前を行き来する人にも素敵な感動を与えることから、その街並みの資産ともなります。

以上のことから、周辺の環境や街並みや風景にそぐわない奇抜なデザインは極力避けた方が良いでしょう。とはいっても、住宅の新築時にはコストの関係もあることから、新築時に実現したいと思う「デザイン」のすべてを満たせないかもしれません。その時は何年かの計画で完成されていくのも一つの方法です。

はじめの外壁は「サイディング」だけれど、10年後に「レンガ」に変えるとか、玄関のひさし部分を格好よくするとか、クラシカルなデザインを基調にしておけば、過去の建築事例を参考にして、あるときはお洒落に、あるときは重厚感を増やしていくことが出来ます。

このように、デザインはその基調となる「形(モデル)」がしっかりしていれば、住まいの形や色彩、飾りなどを、ちょうど洋服を着替えるように変化することができるのです。

本物の2×4住宅は」この基本スタイルを重要視しているために、例え新賃当初、シンプルな形の住宅であっても、将来にむけて様々なデザインに進化成長させていくことが出来ます。このことを海外では「リ・モデリング」と言います。ちなみに「リ・フォーム」という言葉は日本の「造語」です。

 

2.機能

住宅における機能とは使いやすさのことですが、この使いやすさとは個人差があり、また家族構成や生活スタイルによっても変わることから絶対的なものとして考えるのではなく変化するものとして考えるべきものです。大きな点でいえば部屋の間取りなども家族が多いときは個室が必要でも、子供が巣立って夫婦2人だけになったときに部屋数の多いことがかえって不便なこともあるでしょうし、怪我や病気の時に使いやすい手すりの高さや位置も健康になったら使いにくいなどということもあるのです。

更に流し台や、家電製品等も日進月歩進化しています。使いにくくなったり不便が生じたときには容易に交換できる仕組みを、あらかじめ設計段階で組み込んでおくことが必要なのです。配線工事、配管工事、断熱工事や間取り、各種設備機器の移動や交換に至るまで、本物の輸入2×4は建築後もかなりの「自由度」をもって変化させることが出来ます。

「機能」は何を於いてもフレキシブル(自由)であることが大事です。

 

3.性能

アメリカには今から100年以上も前に建てられた住宅が数多くありますが、建設当初は今のように断熱材や二重ガラスサッシ等はありませんでした。

ところが、現在それらの建物の多くには断熱材が施工され2重ガラスサッシも取り付けられています。これはその後の「リ・モデリング工事」によって「性能」が高められたことによるものです。

「リ・モデリング工事」とは単にデザインを変えるということだけでなく、「デザイン」「機能」「性能」の全てにわたって改修工事をする事をいいます。

ちなみに、アメリカ等の海外住宅先進国では、100年前の窓やドアの基本寸法が現在に至るまで継承されているので、例えメーカーが異なっても或いは長年経ったものでも最小限の工事で取り換えをすることが出来ます。

一方日本では、販売する製品やシリーズや、メーカーによっても微妙に寸法が異なる為に、築後数年経つと場合によっては製造中止や廃版になってしまうケースが多々あります。

日本では2×4住宅の構造のみならず、住宅を取り巻く周辺機器、特に窓やドア等に至るまで経年変化に対応するシステムが無く、各社各様の対応に任されているのが現状です。

本物の2×4住宅は、その構造体の寸法から部材に至るまで過去から将来に向けてのことがシステムとして確立しているために、建築後の性能を向上させることも可能です。日本流2×4では以上のことがほとんどできていないか、困難な事となります。

 

 

以上建築をした後からも行える「デザイン」と「機能」と「性能」の発展性をご説明しましたが、住宅をつくる前から100年先のことを考えて設計される家と、流行歌のように一過性のおもいつきで取り入れられる設計される家は数年もしないうちにその違いが歴然としてきます。

時代を重ねるごとに「価値」の高まる家と、新築の瞬間から粗大ごみへむかって走りだす家どちらが良いですか?

再度整理してみます。

日本流の2×4住宅には、このような考え方が導入されていないために世代ごとに住宅を建て替えることになるのです。

 

 


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